今日はメンズの定番レザーシューズをあらためてご紹介します。
3年ほど前に発売されて以来、その独特の存在感と
コストパフォーマンスの高さで人気のこちらのシューズ。
まず目を引くのはその革の質感です。
革をジーンズと同じようにダメージを与えることで
元々それぞれネイビー、ブラウンの革がグレーがかった色になり、
他のレザーシューズにない、独自の味わいとなっています。
これは写真4枚目の踵部分の革でわかるように
革の内部まで色を着色する「芯通し」という加工をせず、
内部は革本来のベージュの色を残すことで、
ダメージを与えたときに色に濃淡がでるよう
考えられて作られているのですね。
靴になったときにも、一つ一つのパーツの切り口に
ベージュがみえるのもクラフト感を狙った演出です。
また、革だけみると一見ハードな印象ですが、
それを中和してくれているのがラスト(木型)です。
ハードな加工のレザーというとレッドウィングなどのごつい
ワークブーツを連想してしまいますが、
こちらはドレスをつくってもおかしくないキレイなシルエット。
革に存在感があるかわりにラストはシンプルでキレイ目なものを使った
バランスの良さも隠れたこの靴の良さです。
よくファッション雑誌で「足し算、引き算」なんて言葉を目にしますが、
まさにこの靴はキレイなラストで引き算された靴だと思います。
実際同じ木型でドレスを作ることもあるそうで、木型を
使いまわすことでコスパにも繋がっているようです。
使いまわしに見せないところがヨーロッパのファクトリーの
凄いところだな、と自店のオリジナルにホレボレしてしまいます(笑)
しかし、こんな時期になぜこの靴を取り上げたかというと
セールも終盤でマンネ・・・・・失礼、ということではなく、
実は17SSより素材の変更を予定しているからなんです。
今回ご紹介したこの素材はいったんお休みして、17SSから
またあらたな素材で登場します。
なので、在庫のあるうちに少しでもこの靴を気になられていた方に
届けば、という思いで今回多数のブログ候補のある中で
優先して定番シューズを上げさせてもらいました。
特にブラウンは在庫僅少です。すみません汗
ぜひご来店お待ちしております。
(追記)
写真6枚目はネイビーですが、ブラウンについていたヒモに
付け替えてみました。こんな感じでベージュのヒモに付け替えると
印象もよりカジュアルな感じになり、好評頂いています。
(店頭分で交換することはもちろんできませんが、同様の見え方になるよう、
ご提案させていただきます)
品番 S-12633/2
カラー ネイビー、ブラウン
プライス ¥15,000 + TAX