こんにちは！





今日はお困りの方が多い白スニーカーのお手入れについて。



特に春夏シーズンに活躍する白スニーカーですが、

白という色は汚れが目立ちやすい色のため、

店頭でもよくお手入れはどうしたら？とご相談を頂きます。



そこで今回は改めて白スニーカーをお手入れする際の

3つのコツをご紹介したいと思います。



白スニーカーのお手入れ3つのコツ



・汚れが沈着するのを未然に防ぐ、デイリーケア

・防水スプレーで汚れ対策を徹底する

・補色クリームで白さ復活



まずは一つ目の「・汚れが沈着するのを未然に防ぐ、デイリーケア」から。

実は靴についた汚れ、時間が経つと落としにくくなるのはご存知でしょうか？

洋服でもシャツの襟、袖の汚れは時間が経つと変色するなど、

落としにくいやっかいな汚れになりますが、

それと同じように靴についた汚れも

時間が経つと定着してこびりついて、落としにくくなるんです。



☝拭き取ったあとのウェットティッシュに汚れが！！！



汚れ自体もシャツであれば皮脂や汗、埃などでしょうが、

靴の場合は道路から舞い上がって靴につくので、いろんな物質が付着します。

それだけに定着させてしまうとなかなか落ちないことになってしまいます。

なので定着を未然に防ぐためのデイリーケアが必須です。

マメなお手入れはちょっと、、、という方もご安心ください。

毎回、毎回汚れ落としをつかう必要はありません。

濡れタオル（アルコールの入っていないウェットティッシュでもOK)で

で拭くだけでOKです。

それで付着した汚れをあらかたとることが出来ます。

時間が経つと落としにくい汚れも、すぐ拭き取ればカンタンに落ちてくれます。



頻度はできれば履くたびにがベストですが、

最低でも一週間に一度拭いて頂くだけでも違いを感じて頂けるはずです！



続いて「・防水スプレーで汚れ対策を徹底する」について

防水スプレーは雨の日に使うものという認識の方が多いかと思いますが、

それはもったいない！

お手入れの各メーカーが今、改めて売りにしているのが

防水スプレーの「防汚」効果！

防水スプレーは雨だけでなく、汚れも防いでくれるんです(^^)/



スプレーの成分にあるフッ素が革の表面に付着することで

汚れを付きづらく、また付いても落としやすくしてくれる、

これはもちろん白スニーカーにもたいへん有効です。



加えて、靴の表面に付着した汚れは雨に濡れると

水分が革の内部に染み込むときに汚れもいっしょに入っていってしまうので、

それも防水スプレーをかけておくことで防ぐことができます。



汚れをつきにくく、定着しにくくしてくれる防水スプレーはまさに

白スニーカーにはなくてはならないものといっても過言ではありません。



最後は「・補色クリームで白さ復活」について。

まず見て頂きたいのが白い革の切断面の写真です。



通常革の色は表面の色より薄いことが多いのですが、

白の切断面はなんとグレー。





つるつるした革の表面（銀面といいます）にくらべ、

内部はスエードのような繊維が絡み合った層になっており、

こちらを白く染めても、素材の特性上、真っ白にはならないため、

黒や茶の革とは異なる色の違いがでます。



なので、革の表面が傷つくと・・・内部のグレーが見えてしまうので、

せっかく汚れが落とせても白にはなりません。



むしろそのスエードのような層には汚れ落としをつかうと

かえって汚れ落としのクリーム、液体が内部に染み込んで

汚れが定着してしまう事も。。。



それではどうする事もできないか？というと

そこで使用していただきたいのが白の補色クリームです。



黒い靴に黒いクリームで補色してあげるように、

白い靴には同じ色のクリームを塗ってあげる必要があるのですね。



そうすることで、傷や落ちにくくなった汚れをカバーし、

できるだけきれいな状態にしてあげましょう。





☝通常の汚れ落としだと落ちない汚れ（右足）





☝キズがある左足





☝白クリームでつま先をお手入れすると大分目立たなくなりました(^^)



慣れてくるとデイリーケアもクセになります。

玄関にウェットティッシュを置いておくと良いかもしれませんね。

ではまた





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