有村架純×New Balance|新しい価値観を知る。コミュニティが生まれる場所へ
「上京したばかりの頃、『東京はどんなところだろう?』と思って、いろんな街をひとりで見学に行った思い出があります。池袋にはプラネタリウムがあると聞いて。観たかったけど、結局入らなかったのですが(笑)」。池袋は10代の頃、有村架純さんがひとりで散策した街。そんな懐かしい記憶を胸に、昨年9月に池袋P’PARCO店にオープンした「New Balance」をショップクルーズ。俳優として表現をする喜び、またその原動力についても話してくれた。
- Photo
- Jun Imajo
- Styling
- Yumiko Segawa
- Hair&Make
- Izumi Omagari
- Text
- Hisako Yamazaki
- Edit
- RIDE Inc.
スポーツとカルチャーの交差点にある
“ニューバランス”を体現したオフィシャルストア
1906年にアメリカ・ボストンにて、アーチサポートインソールや偏平足や足に故障がある人のための矯正靴のメーカーとして誕生した「New Balance」。その社名は、履いた人に“新しい(new)、バランス(balance)”感覚をもたらすことに由来する。60年代に入り、矯正靴の製造で培った整形外科や運動生理学などの知識やノウハウを活かして、世界初カスタムメイドのランニングシューズの開発をスタート。ランナーから絶大な人気を博すシューズメーカーとしての地位を築いた。まるで履いていることを忘れてしまうようなフィット感、足の動きをサポートする機能を備えたNew Balanceのスニーカーは、日常的に愛用する人から熱烈なコレクターまで、多くのファンに支持されている。
有村架純さんが訪れたのは、昨年9月にオープンしたNew Balance 池袋P’PARCO店。ショップでの体験の中心を“商品”ではなく、“人”に置いたコンセプトを打ち出し、厳選されたアイテムとビジュアルストーリーテリングによって、商品の背景にある作り手やそのオリジンにスポットを当て、スポーツとカルチャーの交差点にあるNew Balanceを表現している。
自分らしいスタイルを見つけられる
コミュニティが生まれる場所
New Balanceオリジナルの機能素材で仕立て上げたジャケット&ボトムスのセットアップからカジュアルなアイテムまで、池袋P’PARCO店はアスリートにもファッショニスタにも、それぞれのライフスタイルに合ったアイテムを見つけることができる充実のラインナップが魅力的。ショップの中央に象徴的に配置された円形のコミュニティサークルは、隣り合わせた人同士で自然にコミュニケーションが生まれるように工夫して設計され、人々が集い、互いにインスピレーションを得ながら、自分らしいスタイルを見つけることができるようなショップとなっている。また店舗には、360度から足の計測ができる「3Dスキャン」も設置。シューフィッターの資格を持つスタッフが在籍しており、お客様の足にフィットするシューズを提案する。
有村さんが履いているのは、2000年代のランニングシューズを象徴する「1906」を再構築した「1906R」から登場した新色。定番カラーにスポーティな差し色とシルバーが組み合わされている。プライベートで、New Balanceのシューズを愛用しているという有村さん。「普段、ワンピースに合わせて履くことが多いです。エナメルのようなシルバーがアクセントになったこのシューズは、スカートに合わせても素敵に履きこなせますね」
私生活ではフラットでいたい。
有村架純のマイルール
「日常の生活で大切にしていることは、フラットでいること。だから、家のなかはモノが少ないんです。人ともたくさんお会いする機会が多く、外に出ると情報量がたくさん入ってくるので、そのぶん私生活、自分の時間のなかでは感情の起伏も含めて、一旦フラットにしたいなと。玄関に靴を出さないことをマイルールにしているんです」
ショップクルーズしながら有村さんが手に取ったスウェットは、クラシックなカレッジスポーツカルチャーからインスパイアされた「Sportswear Greatest Hits ハーフジップスウェット」。そのほか、シーズンムードとして注目したいのは、70年代を席巻した数々のNew Balanceのレーシングシューズをアレンジしたレトロなフォルムに、ビッグNロゴをあしらった「327」のKHAKIカラー、2024年の干支である辰年を、九龍壁からインスパイアされたカラーリングで表現した「1906N」のSEA SALTカラー。ライフスタイルを豊かに彩る、春らしいお気に入りのアイテムと出合いたい。
「続けていれば、どこかで
ピタッと何かがはまる瞬間がある」
連続テレビ小説『あまちゃん』『ひよっこ』、『映画 ビリギャル』、『花束みたいな恋をした』など2010年にデビューしてから、表現者として数々の名作を残し続ける有村さん。俳優として表現する喜びについて話してくれた。
「『芝居に向いていない』と思って心が折れたときも、もちろんありました。それはたぶん、これから先もまたぶつかる壁なのかなって。でも、観てくれた方が『この作品、すごく心に残っています』とひと言でも、そうやって言ってくださる方がいるからこそ、自分にとってやりがいにつながっているんだなと。『誰かの心に残ってほしい』と思いながら、作品をつくっているので。それが、実際に声として聞くことができると、また頑張ろうと思います」
国民を代表する俳優といっても過言でない存在感。そんな有村さんにも、“心が折れそう”な瞬間があるという。それでもやはり表現者を続けたいと思わせる、原動力とはいったいなんだろうか。
「それも……ひとつの信じる力かもしれないのですが、続けていれば、どこかでピタッと何かがはまる瞬間があると思うんです。それは、続けていかないと見つからないこと。だからたとえ、どこかでつまずいたとしても、『続けていれば、絶対いいことある』って。何かそれを信じているんだと思います」
- ショップ名
- New Balance
- フロア
- 池袋P'PARCO 1F
- 公式サイト
- https://shop.newbalance.jp/
- 公式SNS
- Instagram(@newbalance)
- その他店舗
- 広島PARCO
有村架純
1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。ドラマ「ハガネの女」(2010年)で俳優デビュー。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年)で注目を集め、主演をつとめた『映画 ビリギャル』(2015年)では日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞をW受賞。『花束みたいな恋をした』(2021年)では日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。2024年にはNetflixシリーズ『さよならのつづき』が配信予定。
Instagram(@kasumi_arimura.official)
- ショップ名
- 池袋パルコ
- 公式サイト
- https://ikebukuro.parco.jp/
- 公式SNS
- Instagram(@parco_ikebukuro_official)
X(@parco_ikebukuro)